【実録】四谷学院55段階ボールペン字講座修了レビュー

2022年11月7日月曜日

四谷学院 通信講座

四谷学院の「55段階ボールペン字講座」を修了しました。

今回は当講座の受講を検討している方に向けて受講料、テキスト・DVDの内容、添削など全部まとめてレビューしていきたいと思います。

四谷学院55段階ボールペン字講座

私は日ペン・ユーキャンのペン字通信講座を修了しているんですが、それでもまだまだ学び足りないと感じていて、新たに挑戦する通信講座を探していました。

そんな時、大手予備校の四谷学院が開設している「55段階ボールペン字講座」を発見。

調べてみると講座名にもなっている「55段階」とは学びやすい順番にスモールステップで学習していくシステムとのことです。

添削も18回受けられるのでアドバイスもたくさんもらえそう。

受講期間は最短3ヶ月で修了できるので、短期間で集中して学習できます。

四谷学院のホームページから無料で資料請求できるので、その内容もよく確認し、この講座だったら上達できそうだと思えたので、四谷学院の講座を受講することに決めました。

ちなみに受講費用は29,000円。

支払った金額を無駄にしないように頑張ります。

届いた教材の内容

そして届いた教材の内容がこちら。

四谷学院ボールペン字講座内容
届いた教材
・ペン字のいろは(テキスト)6冊
・練習帳1冊
・DVD
・添削課題集
・重ねてチェックシート

などが入っていました。

55段階(STEP)とテキスト・DVDとの関係は以下の表のようになっています。
※表が画面に収まりきらない時は横にスクロールするとご確認いただけます

DVDテキストSTEP学習内容添削課題
ペン字の世界へ
ようこそ
第1巻
1
名前と住所を書いてみよう
第1回
第1章2〜10基本点画「カタカナ」第2回〜第4回
第2章第2巻11〜19基本点画「ひらがな」第5回〜第7回
第3章第3巻20〜29楷書1「字形を学ぼう」第8回〜第10回
第4章
第4巻
30〜41
楷書2
「バランスを整えよう」
第11回〜第14回
第5章
第5巻
42〜49
楷書3
「上手く見せるコツ」
第15回〜第16回
第6章
第6巻
50〜55
実用文章
「手紙・ハガキ・一筆箋」
第17回〜第18回




DVDの学習からスタート

DVDの内容は上記の表にもある通り、「基本点画(カタカナ・ひらがな)「楷書」「実用文章」とテキストに対応した内容になっています。

テキストを始める前にまずはDVDでその章の概要を学びます。

DVDの内容
DVDの内容
実際に先生が書いているところを見て学べるのでイメージを掴みやすい

ひらがなの字源に関する解説などもありとても勉強になりました。

字源に関する解説
字源に関する解説
「は」と「ほ」の結びの違いを字源から解説しているところ

動画でその章の大まかなイメージを掴んでおくと、テキストの内容も理解しやすくなります。

テキスト①基本点画「カタカナ」

テキストはカタカナからスタート。

カタカナは漢字の基本点画の練習にもなります。

一画一画大きく丁寧に書くような構成になっているのが四谷学院のテキストの特徴です。

テキスト①

テキスト②基本点画「ひらがな」

ひらがなの練習は以前受講していた日ペン・ユーキャンとの字形の違いに戸惑いました。

四谷学院のひらがなは字源に忠実で小学校で習うオーソドックスなスタイルといった感じ。

テキスト②

飾り気がなく真面目な印象を与えることができます。

ビジネスにも向いているかもしれません。

そしてひらがなの章では字源に関してたくさんの学びがありました。

一つだけ紹介すると「わ」と「れ」の左側の高さ(下の写真の青いラインの高さ)の違いについて。

「わ」と「れ」は左側の高さが違う
「わ」と「れ」は左側の高さが違う

「わ」は「和」(のぎへん)、「れ」は礼(しめすへん)が元になっているから違うとのこと。

「和」と「礼」
「和」と「礼」
ひらがなは奥が深いですね。

勉強になりました。

テキスト③楷書1「字形を学ぼう」

ここからはカタカナで練習した基本点画が活きてきます。

テキスト③では円形、三角形、逆三角形など、文字の外形をとらえてバランスを整えていく方法を学びます。

テキスト③

個人的には「歩」という字が平行四辺形になっているというところが勉強になったというか、印象に残りました。
「歩」の書き方
「歩」の書き方

基礎を学ぶのは楽しいですね。

テキスト④楷書2「バランスを整えよう」

テキスト④では「へん」「つくり」「かんむり」など部首同士の大きさや配置を意識してバランスを整えていくことを学びます。

テキスト④

そしてここでは字をきれいに見せる2つの法則を意識して練習しました。

・「相譲相避(そうじょうしょうひ)の法則」

「へん」や「つくり」など漢字を構成するパーツがぶつからないように避けて書くこと。
例えば「努」という字であれば「女」「又」「力」がぶつからないようにそれぞれの点画の長さを調整して書く。

・「減鈎減捺(げんこうげんなつ)の法則」

1つの字の中にはねが2つあるとき、片方ははねてもう片方は止める。右払いが2つあるときも片方は払ってもう片方は止める。(減鈎減捺の「鈎」は「はね」 「捺」は「払い」の意味)

字をきれいに見せる方法をこういった法則で説明できるとかっこいいですね。

テキスト⑤楷書3「うまく見せるコツ」

テキスト⑤ではテキスト③④で学んだ内容を復習しながら点画同士の隙間を均等にすること、正しい筆順で書くことなどを学びます。

テキスト⑤

テキスト①〜⑤を終えると基礎練習は終了です。

テキスト⑥実用文書「手紙・ハガキ・一筆箋」

ここからは手紙など実際に生活で字を書く練習をします。

テキスト⑥

「頭語」と「結語」など手紙を書く際のマナーやルールなども学ぶことができ、とても勉強になりました。

添削課題

四谷学院の添削課題にはお手本がありません。

テキストで学んだことを意識しながら自分の頭の中にあるきれいな字の形をイメージして書いていきます。

そして返却された課題はこんな感じ。

第1回添削課題(住所・氏名の添削)
第1回添削課題(住所・氏名の添削)

第2回添削課題
第2回添削課題

第3回添削課題
第3回添削課題

第4回添削課題
第4回添削課題

第5回添削課題
第5回添削課題

第6回添削課題
第6回添削課題

第7回添削課題
第7回添削課題

第8回添削課題
第8回添削課題

第9回添削課題
第9回添削課題

第10回添削課題
第10回添削課題

第11回添削課題
第11回添削課題

第12回添削課題
第12回添削課題

第13回添削課題
第13回添削課題

第14回添削課題
第14回添削課題

第15回添削課題
第15回添削課題

第16回添削課題
第16回添削課題

第17回添削課題
第17回添削課題

第18回添削課題
第18回添削課題

第18回添削担当講師
第18回はすごい先生が添削してくれました

四谷学院の添削はとても丁寧です。

毎回感想欄に色々質問を書いていましたが、その質問にもきちんと答えてくれる親切な先生ばかりでした。

ちなみに提出課題は提出中の課題の返却を待たずに次の課題を提出できるようになっています。(日ペン・ユーキャンなどの講座は前の課題が返却されるまで次の課題を提出できません)

返却を待たずにどんどん課題を提出できるので、サポート期間の終了が迫ってきてから駆け込みで一気に提出して間に合わせることも可能です。(私も後半の課題は駆け込みで提出しました💦)

この制度はありがたかったです。

無事に修了

最終課題の返却とともに全課程を修了した旨を伝える書類が送られてきました。

修了証

この書類によると、卒業後は四谷学院と提携している日本書蒼院が発行する競書誌「書蒼」を1級からスタートできるとのこと。

嬉しい特典です。

まとめ

今回、四谷学院の55段階ボールペン字講座を無事に修了することができました。

標準受講期間は3ヶ月でしたが、私の場合はマイペースに取り組んでいたため1年間かかってしまいました。

時間はかかってしまいましたが、無事に修了することができたのは1年間もサポートしてくれた四谷学院の講師の先生のおかげです。

今回受講してわかった四谷学院55段階ボールペン字講座の特徴は

・3ヶ月で修了できるテキストを1年間もサポートしてもらえる

・提出した課題の返却を待たずに次の課題を提出できる
(期限が迫ってきたら駆け込みで一気に提出することが可能)

以上の2点。

このような特徴があるため、最後まで継続できるかどうか自信がないという方も安心して受講できると思います。

私のようにマイペースな方にオススメの講座です。

気になる方は四谷学院のホームページから資料請求(無料)して講座内容をチェックしてみてください。

それでは今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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プロフィール

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桐敷たかを
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名前:桐敷たかを
ペン字通信講座とペン字上達法の研究が趣味。

硬筆・毛筆書写技能検定1級合格を目指しています。

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