毛筆書写技能検定は1級から6級まであります。
私は今回6級を受験して無事に合格することができたので、体験談を紹介したいと思います。
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毛筆書写技能検定6級合格証 |
毛筆検定6級
私は元々「仕事で書く字をきれいに書きたい」というモチベーションで字の練習を始めました。
なので、実用的な硬筆をメインで練習するつもりでしたが、色々調べるうちに硬筆検定の同日同会場で毛筆の検定も行われているという事を知り、軽い気持ちで毛筆も受験してみることにしました。
私が申し込んだのは毛筆書写技能検定6級です。
6級のレベルは小学校1年生から3年生ぐらい。
合格率は97.9%。
受験料は1000円でした。
日本書写技能検定協会ホームページから申し込みができます。
ホームページには受験申し込みフォームの他、過去問の購入や講習会の案内などもあります。
ちなみに毛筆検定6級には専門のテキスト・問題集がないので、「毛筆書写技能検定の手引きと問題集」から情報を集めることにしました。
毛筆書写技能検定の手びきと問題集 |
これらは6級専門の問題集ではないんですが、毛筆検定全般(1級から6級まで)の総合的な情報が掲載されている、書写技能検定協会公式のテキストです。
現在は販売停止(楽天の電子書籍でのみ購入可)となっていますが、ほぼ同じ内容で新しいテキスト「毛筆書写技能検定 公式テキスト」が発行されています。
合格ラインの模範解答も載っているので、6級を受験される方は一度目を通しておくことをお勧めします。
受験に向けた準備
当時の私はこんな練習を行っていました。
硬筆の練習ついでに毛筆タイプの筆ペンで字を書く練習。
今振り返ってみると、毛筆の練習をしているとは言えないぐらいの内容です。
試験の準備も毛筆の方は受かったらラッキーぐらいに考えていたので、直前まで何もせず。
試験前日になって書道道具を持っていないことに気がつき、慌てて100円ショップで買い揃えました。
試験当日
会場は日本書道専門学校。
午前中に同会場で硬筆の試験を受けて、昼休憩がてらガストで昼食をとって、再び会場入りしました。
会場の入り口では書道道具の物販をやっていたんですが、そこで1000円の筆が目に止まります。
一応大切な試験なので、前日に買った100円の筆よりこっちの方がいいかなーと思い、急遽その場で筆を買い替えました。
買ったばかりの筆の感覚を確かめて試験に挑みます。
毛筆書写技能検定。
— 桐敷たかを@文字年齢5才 (@takaobiisiki) November 10, 2019
直前の悪あがき練習! pic.twitter.com/uXEubW4e71
100円の筆より良い書き味でした。
いよいよ試験開始。
試験は全部で4問。
1問目:漢字1字、2問目:ひらがな1字、3問目:カタカナ2字、4問目:漢字仮名交じりの言葉2字という構成でした。
筆づかいは正直イマイチなので、硬筆で練習してきた字の骨格だけでもちゃんと書こうという気持ちで挑みました。
試験時間は60分と十分余裕があったので、予備の半紙にも全部使い切り、上手く書けたと思った方をセレクションして提出しました。
後は結果を祈るのみです。
結果発表
試験を終え約1ヶ月、協会から合格証が届きました。
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毛筆書写技能検定6級合格証 |
毛筆は記念受験的な気持ちでしたが、合格するとやはり嬉しいですね。
この日を境に毛筆の練習もできる限り頑張っていこうという気持ちになりました。
まとめ
今回の毛筆検定は硬筆検定のついでのような形で受験したため、正直準備不足だったと思います。
結果は無事に合格となりましたが、準備不足でも合格できた理由は硬筆の練習を活かすことができたからではないかと思います。
書写技能検定試験は硬筆・毛筆共にお手本を見ずに字を書かなければいけません。(問題は活字で出題されます)
そのため毛筆の試験でも筆づかいだけでなく、正しい字形かどうかを評価されます。
私は硬筆検定の練習として正しい字形で書く練習をやっていたので、今回はその正しい字形という部分を評価していただけたのではないかと思います。
硬筆の練習が毛筆に活かされることもあるんですね。
今後も硬筆と毛筆の両方をバランスよく練習していきたいと思いました。
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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