独学でペン習字をやるのは大変ですよね。
私は主にペン字通信講座で学習しているんですが、指導者の先生に対面で教えていただいた方が上達も早くなりそうだなと思い、日ペンが主催する講習会に参加してみることにしました。
ペン字の講習会は初めてだったのですが、参加してみるととても良い講習会だったので、その体験談を紹介したいと思います。
講習会参加申し込み
私は以前、日ペン通信講座を受講していたのですが、その受講特典として貰った講習会無料参加券が残っていたので、それを使って講習会に申し込みました。
11月、参加券に希望講習会名を書いてポストに投函。
翌年2月に当日の案内が届く。
講習会当日の案内 |
3月に受講。
という流れでした。
当日
添削希望の自由課題を持ってきてくださいとのことで、当日の朝、ペン展の課題を書いて持って行きました。
添削課題(ペン展の作品) |
会場はがくぶんビルの2階です。
東西線の早稲田駅から徒歩2分ほどの所にあります。
がくぶんビル |
がくぶんビル 入り口 |
13時からの講習会で12時30分に会場に着くと、すでに3名の方がおり、前の方から順番に座っていました。
私もできる限り前の方の座席を確保して講義の開始を待ちました。
日ペン講習会会場 |
コロナ対策のアクリル板 |
講義開始
13時から講義開始。
14時までは当日配布されたプリントを見ながら基本点画に関する講義。
漢字の「三」を例に横画の性質などについて解説していただきました。
1、2画目は少し右上がりで強く、鋭く見せる。
3画目の終筆は始筆よりわずかに下げて安定して見えるようにするなど、基本的な事を教えていただきました。
全て右上がりに書いた「三」 すこし落ち着かない印象 |
3画目を下げて書いた「三」 この方が安定して見える |
こうして比べてみると、右下を少し下げた方が安定して見えます。
この横画の法則は春や羊など他の字にも応用できますね。
良いことを教えていただきました。
また、ペンを動かすスピードがゆっくりだと上手く書けない点画があることなど、目から鱗の学びがありました。
ゆっくり書くことは大切ですが、例えば「払い」の線などは少しスピードがないと上手く書けませんよね。
テキストだけではわからなかったことも講習会に参加することで理解することができました。
ちなみに日ペンのテキストではお馴染みの「右上がりの弧に即して書く」という法則は田中会長が発見した法則とのこと。
右上がりの弧に即して書いた「理」 左右の横線を右上がりの弧を書くように並べると上手く書けるという法則 |
右上がりの弧 手の小指側を支点にして右から左へ線を引くと、写真の様に右上がりの弧になるため、 人の体の構造上、理にかなった書き方となる |
知っていれば当たり前の法則かもしれませんが、一番はじめに発見したというのはすごいですよね。
たぶん手の動きなどよく研究されていたのだと思います。
さすがだと思いました。
基本点画について1時間ほど講義いただいた後は添削指導をしていただきました。
20名の参加者が順番に前に出て添削してもらいます。
他の方が添削してもらっている間はそれを見学したり、自主練をしたり自由な時間になります。
私も添削していただきました。
ペン展の作品を添削していただきました |
後半はひらがなについてご講義いただきました。
日ペンの字は三上秋果先生の字が基になっているという事だったので、三上先生の書籍も購入して勉強してみようと思いました。
まとめ
今回ペン習字の講習会に初めて参加しましたが、独学ではわからなかった字の書き方が理解でき、また先生の字に対する情熱も感じられてモチベーションが上がりました。
これからも定期的に講習会に参加してモチベーションを保っていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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