やはり先生に直接指導していただくことは上達の近道になりますよね。
私は先日、青山浩之先生の講習会に参加してきました。
講習会に参加するのは初めてでしたが、とても良い経験になったので体験談を記事に残しておこうと思います。
書写検定協会から【特別講習会のご案内】というメールが届きました。
内容は青山浩之先生を招いて毛筆の講習会をやりますとのこと。
青山先生は横浜国立大学の教授で、テレビなどでも活躍されている先生です。
私は青山先生の本を読んだことがきっかけでペン習字を始めたので、先生の名前を見て反応してしまいました。
講習会のテーマは「(毛筆)美文字を書く秘訣とは」。
日程は3月13日。
受講料は6000円。
開催5日前の急な案内で、しかも6000円と決して安い受講料ではありませんでしたが、とにかく憧れの先生に直接教えてもらいたいという思いですぐに申し込みを決めました。
当日の案内メールが届く
3月11日、講習会当日の案内が届きました。
会場は大塚にある書写検定協会の講義室。
講習時間は13時〜16時30分。
持ち物は筆、墨入れ、半紙。(下敷き、墨、文鎮は貸し出してくれるとのこと)
当日
会場はこんな感じです。
日本書写検定協会の入っているビル |
4階講義室 |
席は自由とのことで、すでに空いている席は少なくなっていましたが、なぜか一番前の真ん中が空いていました。
私は迷わずここを確保。
せっかくお金を出して学びにきているので、遠慮はしていられません。
13時になると青山先生が登場。
テレビとか本で拝見していたので、芸能人に会ったような感覚でした。
講義の内容について
講義が始まると先生はまず全員に漢字の「一」を書かせて、参加者の実力を確認していました。
すると私みたいな初心者から指導者レベルの方まで幅広く参加していたので、講義の内容は初心者向けに超基本的な内容とし、同時に指導者の方には初心者の方に対する指導方法を教えるという感じで、幅広い参加者に対応した講義となりました。
今回のポイントはざっとこんな感じ
書道の学習要素
1. 姿勢・持ち方
2. 筆使い
3. 筆順
4. 字形
5. 配列
進行は講義、デモンストレーション、実技、フィードバックという流れで、前半は姿勢や筆使いなど動作性について、後半は字形にも少し触れて隙間均等法についてご講義いただきました。
特に印象に残ったのは青山先生の指導方法。
青山先生は「そのやり方は●●という点では優れているけど、▲▲したいならこういう理由でこうした方がいい」という感じで、褒めながら、また理由を説明しながら伝えてくれるので、指摘されたことがスーッと頭に入ってくる感じがしました。
さすがでした。
他にも「何でだろう?」という気持ちで主体的に学習していくことの大切さなど、様々な視点から貴重なアドバイスをいただきました。
今回の講習会の成果
講義の中で一番はじめに書いた字
水書道で練習していましたが、始筆と終筆が上手く出せていません。
横画 |
縦画 |
後半にはこのように書けるようになりました。
隙間の均等を意識した練習 |
最後に書いた作品 前半と比べ始筆と終筆の筆使いが上達している |
まとめ
書道の講習会に参加したのは今回が初めてでしたが、色々刺激をもらっていい経験になりました。
たった半日の講習会でしたが、ずいぶん上達したような気がします。
これからも時間とお金の許す限り積極的に講習会にも出向いてみようと思います。
書写検定協会のホームページでは定期的に講習会の案内がアップされているようなので、よかったらチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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