こんにちは、桐敷たかをです。
ペン習字は挫折してしまう人が多い趣味です。
挫折してしまう原因の一つとして「練習していてもなかなか上達しないから」ということがよく挙げられます。
なかなか上達しないから「自分にはセンスがない」と思って諦めてしまうんですね。
たしかに頑張っているのになかなか上達しないという状況が続いたらモチベーションも下がってしまいます。
でもペン習字はなかなか上達しないのが当たり前。
少し練習して上手くならないからといって、自分にセンスがないと思ってしまうのは少々早合点かもしれません。
今回の記事で私が言いたいことは、ペン字を始めたばかりの人は「字形やポイントを覚えること」に多くの神経を使っているため、「きれいに書く」ことに対する意識が薄れてしまうということです。
今回の記事ではペン字初心者が自信をなくさないように、ペン習字がなかなか上達しない理由と初心者が知っておくべき心構えについて説明します。
初心者が上手く書けない理由
初心者のペン習字を分析
ペン習字をはじめたばかりの頃を振り返ってみて気が付いたんですけど、初心者の人はテキストで練習をする時、文字の形や字を書く際のポイントを「記憶すること」に神経を使っていますよね。
今回の記事で私が言いたいことは、ペン字を始めたばかりの人は「字形やポイントを覚えること」に多くの神経を使っているため、「きれいに書く」ことに対する意識が薄れてしまうということです。
どういうことかと言うと、ペン字を始めたばかりの人は、
①お手本をじっくり見ながら、字形やポイントを覚える
②覚えた記憶を忘れないように脳内に保存しておく
③実際に手を動かしながらその記憶を引き出す
といった一連の作業を頭の中で繰り返しています。
そうすると、「ここは少し線を膨らませて、次は少し右に傾けて、、」と一文字書くだけでキャパが一杯で、他の事を考える余裕がなくなってしまいます。
参考ツイート↓
最初は上手く書けないのが当たり前。
また、意識しなくても手が動くぐらい手の筋肉が鍛えられているので、脳のキャパシティに余裕があります。
例えば「全体のバランスに気を配りながら、ここでは徐々に筆圧をかけてきれいに線を引こう。そして、、」といった具合に、字を書きながら様々なことを考えることができます。
なので、ほぼエラーも起きないし、「きれいに書く」ことに対しても十分に意識を使うことができます。
それでは今回はこの辺で。
そうすると、「ここは少し線を膨らませて、次は少し右に傾けて、、」と一文字書くだけでキャパが一杯で、他の事を考える余裕がなくなってしまいます。
その結果、書き間違いが起こったり、途中で集中力が切れちゃったり、上手く書けなくなる。
参考ツイート↓
#一文字入魂
— 桐敷たかを@文字年齢5才 (@takaobiisiki) December 15, 2019
んー
なぜたった一文字をちゃんと書けない。
縦画は3分の1から。頭をしっかり出す。
偏は右を揃える。縦画より内側に収める。払いの足元を揃える。などどこかの意識が抜けたり、線が曲がったり、バランスが崩れたり。
合格点は出せないけどこれが今の精一杯。
早く上手くなりたい。 pic.twitter.com/64RFEr8S4S
ペン字を始めたばかりで挫折してしまう人は
上手く書けない=自分にはセンスがない
と思い込んでしまうことが多いようですが、上記のように考えれば、初めから上手に書けないのは当たり前だと分かります。
最初は上手く書けないのが当たり前。
テキストが終わる頃には上手くなっていると信じて、最後までやり通してみましょう。
熟練者のペン習字を分析
それに対して熟練者の場合を考えてみると、すでに字形やポイントを覚えているため、新しいことを覚える必要がなくなります。
また、意識しなくても手が動くぐらい手の筋肉が鍛えられているので、脳のキャパシティに余裕があります。
例えば「全体のバランスに気を配りながら、ここでは徐々に筆圧をかけてきれいに線を引こう。そして、、」といった具合に、字を書きながら様々なことを考えることができます。
なので、ほぼエラーも起きないし、「きれいに書く」ことに対しても十分に意識を使うことができます。
最初は上手く書けなくても、テキストや講座が終わる頃には熟練者の脳に近づいて上手く書けるようになっているはずなので、それを信じて最後までやってみましょう。
まとめ
今回の記事ではペン習字がなかなか上達しない理由と初心者が知っておくべき心構えについて説明しました。
今回のまとめ
①初心者がペン字の練習をする時は「字形やポイントを覚えること」に多くの神経を使っているため、「きれいに書く意識」が薄れてしまう
②「きれいに書く意識」が薄れてしまうので上手く書けない
③「字形やポイントを覚えること」に意識を使っていれば、いずれ熟練者の脳に変わってくる
この①②③を理解していれば、ペン習字をはじめたばかりで上手く書けなくても自信をなくすことなく練習を続けていけそうですね。
テキストや講座が終わって美文字になっている自分を想像しながら最後まで頑張ってみましょう。
読んでいただきありがとうございました。
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